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名刺 テンプレートに主力を置く会社

知っている道と知らない道かあったら知らない道を歩くなど、ふだんから、新しいものにチャレンジしていくタイプの人のほうか、ものがよく見えるものです。
新しい商品やお店、話題のエキシビションや映画があったらすぐ見に行ってやろうとか、ちょっとアキバに行く時間があったら、ヨドバシカメラに行って見てこようかなとか、それも、二番多く展示している商品は?などと、前もって関心や仮説を持っていく、そういうふだんからの行動パターンがものを見えるようにしていると思います。
仲間同士で刺激しあうとより効果的です。
こうして、できるだけいろいろなものに触れていくことにより、一見関係がなさそうに散らばっているニュースや数字、商品の関連性というものが見えてきます。
それが、物事の奥行きを見ることになり、ものを見る力を養うのです。
一般社員より社長のほうが、会社の中でのいろいろなことに気づくものだと書きましたが、それも、そもそも関心かあるからだとも言えます。
関心かおるから、オフィスの床に落ちている小さなゴミやコピー機のふたか開いているのに気づくし、営業部長の見過ごした数字の関連性や経理部長の見落とした経理資料の誤りにも、すぐ気づくわけです。
これはいったいなぜなんだろう、とずっと考えていました。
そもそもなぜ「関心」が持てるのか?なぜ、ふつうの社員は社長ほどに[関心]を持てないのか?「関心」には、それが生まれる前提となるものがあるはずだと。
関心の源について突き詰めていくと、そこにあるのは、やはりひとつは「責任」だと思いました。
より正確に言うと「責任感」です。
責任を責任と感じるとそれに必要なものが見えます。
真剣さも違ってきます。
経営者としての責任かおるから、社内で起こっているすべてのことに関心かあるし、目に飛び込んでくる。
逆に言うと、下の人でも、自分の担当業務だけでなく、会社全体のことに関心を持つことができれば、もっといろいろなことが見えてくる、ということです。
そして、そのようにものが見えるAか偉くなれるのです。
上司は部下に「やってみなはれ」でやらせることも必要です。
もし、それか見えない、自分の小さな世界しか見られないとしたら、その人はそれだけの人だということです。
わたしか日本のマクロ経済の数字を毎週丹念に見ているのも、経営コンサルタントとしての仕事上、必要な部分かおるからです。
役員をしている会社やそれ以外の会社の役員会に行って話したり、公的な場で話さないといけないときに、世の巾の流れが分からなくては困ります。
それが仕事だからです。
仕事に責任を持っているから、関心も出てくるというものです。
だから、大きな責任を与えられた人は、その責任感か強ければものが見えやすくなります。
逆に、責任感もなく、またものが見えていない人には、なかなか大きな責任は与えられないものですから、余割見えなくなってしまう、という悪循環もあるわけです。
一般に、ふつうの優秀な社員は、自分の仕事にはたいへん関心を持っています。
でも、会社全体のこととなると、ほとんどの人は、基本的には興味かない。
従業員数約千人の会社でアソヶIト調査をしたことかあります。
いろいろな項目について、満足しているかどうかを尋ねるもので、その結果、全休的な満足度に関してけ宍六十五%の人が「ふつう」と答えていました。
その会社の社長が「この六十五%という数字はどういう意味にとらえたらよいですか」と聞いてきたので、わたしは、「残念ながら、六十五%の人は、この会社について無関心だということですよ」と答えました。
なぜかというと、あることについて真剣にやっているとき、人に、「ふつう」です。
「好き」か「嫌い」かしかなくて、「ふつう」はない。
はないん社長は、それが自分の仕事だから、会社全体のこと、利益や預金残高や会社を取り巻く市場の状況に関心があるけれど、一般の社員は、自分の仕事については興味や関心かあっても(ただし、前向きの社員の話。
困ったことに、自分の仕事にすら興味や関心のない社員も存在しますが、こういう人は論外)、会社全体のことに関心はないものなのです、だから、ゴミが落ちていても、コピーのふたが開いていても気かつかない(しつこくて、すみません)。
でも、だからといって、一般社員の人か悪いわけではありません。
多くは、会社全体のことを考える機会をほとんど与えられていないのです。
だから関心が持てない。
持てないように会社がしてしまっているわけです。
実際、そうではない会社もあります。
入社したばかりの新入社員でも、会社全体のことを考えている会社もあります。
そういう会社では、社員の全員に、考える機会か与えられています。
どうやればみんなか幸せになれるか、お客さまかどうやったら幸せになれるか、それを考える機会を持つことによって、自分の仕事だけでなく、会社全体のことに、関心『か持てるようになります(前向きの人ならば!恍そして、会社や上司はそういう関心を持てる機会を提供するのです。
教師か学生に、親が子どもに対しても同じです。
ときにはテストやプレゼンをさせることなどで、強制的に関心を持たせることも必要です。
良い会社では、仕事に直接関わりのないマクロ経済などの話題で勉強会を開くなどしており、わたしもときどきそうした勉強会に講師として招かれます。
考える機会が与えられることで、関心が生まれます。
関心を持てば、好きか嫌いかどちらかが分かります。
つまり、基準が生まれます。
その基準が仮説となり、いろいろなことが見えてくるのです。
関心やこだわりかあると、ものか見えます。
関心やこだわりのベースには、刺激かあります。
よく見えている人の話を聞くとか、本書のような本を読むとか、ふだんは読まない新聞の記事を読むとか、旅行をするとか、知らない道を行くとか、新商品を試してみるとか、会社全体のことを考える機会とか……。
そういう刺激があると、ものが見えます。
わたしが尊敬する会社の会長は、部長までは能力で昇進させるが、役員にするかどうかは、思想かおるかどうかで決めていると言います。
これをやっていいか悪いか、進むか撤退するかなどといった会社の方針の決定の際に必要なのは、能力ではなくて、拠って立つ思想であり、その思想をしっかり持った人を役員にしていく、そうすれば、会札か大きく道を誤ることはないからと、そう言います。
ここ言う思想とは、倫理観、価値観のことです。
つまり、人を優先するのか、お金を優先するのかとが、あるいは、男性しか昇進させないとか、女性を積極的に活用するとか、すべて価値観の問題です。
そういうことをきちっと持っている人のことを、思想がある人と言っているのです。
たとえば、ダイバーシティといっても、まだまだ女性を昇進させない会社が多いの・示現状だと思いますか、わたしは、最初に勤めた東京銀行で、二度、女性上司の下で働きました。
いまから二十数年前のことです。
役員にはいませんでしたが、当時の本店営業部長は女性でしたし、海外勤務の女性も常時五十人ぐらいはいました。
その後、三菱銀行と合併したときに、それはなくなって、そのとき優秀な女性社員の多く『か辞めたと聞いています。
当時は、外国為替専門銀行で、国内支店よりも海外支店のほうか多く、外岡人行員も多くいましたか、上層部に、そういう思想かあったからだと思います(昔から、頭取でも新人社員でも「さん」。
で呼ぶこと(か徹底しているなど、非常にリベラルでした)。

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